DirectXとは、Microsoft社がWindowsでゲームなどを作成するために提供している拡張APIです。Windowsはゲーム専用のOSではないので、高速に描画できるグラフィック機能、複数の効果音を同時に再生する機能、などゲームに必要なAPIが用意されていませんでした。それを補うためのAPIがDirectXです。
DirectXにはさまざまなAPIがあり、グラフィック関係を扱うDirectX Graphics、入力デバイスの管理を行うDirectInput、ネットワークプログラミングを扱うDirectPlay、MIDIやWaveの再生を行うDirectMusic、DirectMusicより下位レベルで音を扱えるDirectSound、AVIやWMVなどの動画を再生するDirectShow、などがあります。
Windowsでゲームを制作する際、DirectXは必須ではありませんが、使用した方がより高速なアプリケーションを作成できます。事実、Windowsの市販ゲームのほとんどがDirectXを使用しています。当サイトではDirectXの基本的な扱いを紹介していきたいと思います。